24.いよいよ収穫シーズン――収穫時期選びの難しさ
ムクナ豆栽培では、①発芽、②水やり、③葉落とし、④虫退治、⑤収穫、⑥乾燥、⑦脱粒、⑧選別といくつも農作業工程がありますが、何年やっても難しいのは収穫時期の判断です。
播州地方では霜が降りる直前までは蔓に実をつけたままにして乾かすのが理想なので、「いつ霜が降りるか」その時期を読むのに苦労します。
今年は猛暑が続き、成育は良いかもと期待しましたが、花芽が着くのが遅く一か月ほどズレ込んで、その分、豆の生長も遅れました。ぎりぎり霜が降りる直前が収穫です。
今のところ、作柄は例年並みの予想で、来年の商品づくりに最低限の量は確保できそうです。
農場によっては乾燥施設が未整備で乾燥に失敗するケースもこれまで少なくありませんでした。栽培をはじめて最初に失敗が多いのは、この乾燥工程です。
在来種の八升豆は、ソラマメみたいに皮が厚いのでフロリダベルベットビーンズに比べ、乾燥に時間がかかります。しかも緑色を残したまま収穫される率が高いので、その場合、追熟させられなかった未成熟の豆は凹んだり、黒くなったりして商品価値が下がります。そうならないよう、理想の乾燥施設は太陽光が差し込み、風も通せるビニール(又はガラス)ハウスです。規模が5畝(0.5反)を超えると必要だと思います。ぶら下げたり、台の上に広げたり、工夫しながら各農園で乾燥をはじめています。
正月明けまで、一か月以上をかけて乾燥を終えます。

