私たちの大志Our Vision & Voices

ムクナ豆博士の日誌

4. ハッショウマメの広告 ―― 東大医学部の論文から

弊社がハッショウマメ農業を手がけた理由は、副次的には豆の生産・販売による効果――①地域振興、②農福連携、③耕作放棄地の解消、④食料自給率の向上などですが、直接的には「豆を食した人たちに喜んでいただきたい」、また「より元気になっていただく食品を提供したい」ということを期待するものです。

ところが、その豆の効能を薬効レベルのように誤って謳うことへの問題が懸念されています。

東大医学部付属病院、東大大学院医学研究科等が発表した論文「ハッショウマメの個人間インターネット取引での広告・販売の実態に関する調査」(YAKUGAKU ZASSHI 143.1057-1067(2023))に集約されていますが、法律(薬機法)違反に抵触する可能性が指摘されています。

この点について、私たち販売者側はしっかりとわきまえなければなりません。

エビデンスに基づかない広告や誤解される言い回しをしないことなど、HPやカタログ内容の見直しを改めて自問する必要があると感じています。過大広告、誤認記事を発していないか、十二分に注意することが必要です。

弊社も心しなければならず、HPを更新する都度、また販売対応の都度、同論文を重要な警鐘として受け止めています。

※1 「ハッショウマメ(Mucuna pruriens)の個人間インターネット取引での広告・販売の実態に関する調査」佐藤謙一郎,肥田あゆみ,新美芳樹,岩田淳,岩坪威(YAKUGAKU ZASSHI 143.1057-1067(2023)
※2 薬学雑誌 143, 1057–1067 (2023) ムクナ豆のインターネットでの違法取引.pdf

7月、ようやくムクナ豆の花が咲きそうです